Updated : 1999.02.05 |
まず。メールの数が急増しました。みなさんありがとう。励まされたり愕然としたりしています。 タイトル『踊らされて大捜査線in NHK』、何のことはない、昨日松崎ナオ「LIVE BEAT」(この表記でいいのか?)公開ライヴ収録に行ってきたのだ。
待ち合わせに遅れたSLP宣伝スタッフCちゃんのせいで広大なNHK内を走り回ってそのスタジオを捜すことに。建物の中で迷ったのは初めてである。徹夜あけのエディターやテンパってる女子ADやメシ喰ってる侍に道を訊き、開始ギリギリにスタジオに滑り込み、なんとかライヴを観ることができた。
映画でも本でもなんでもそうだが、ある程度感情とか知性に訴える作品に対峙したときの感想って、それを体験している瞬間ゝゝの心理状況にすげえ影響されるので、つまり僕はめちゃくちゃ閉じた状態でナオのライヴを観てしまって、全然別のことを考えながら観てしまって、歌なんか全然聴いていなかったのだった。
ただライヴ会場にいるときのあの低音が肌にビリビリくる感じが気持ちよかったりとか、照明って時に演出しすぎるよなとか、毎日デビューする何の個性もないヘッポコバンドのギタリストとかは将来どうするのだろうとか考えていて、何の意味もないが幸せになったらいいなとか、村上龍が小説の中でバカにしているすべてのものが僕にかかってきているような気さえしてきて、急にブルーになっていた時に「交差点の置き手紙」という曲が聴こえてきてああ一皮剥けた(ナオが)、「あてがなくて〜白夜のよう〜」のメロディが好きだな、と思ったりして。 何で最近閉じ気味かっていうと次の映画のアイディアが3回転半して結局救われないからで。つまり僕だけの問題なのだが。結局演者と観客ってディスコミニュケーションで、お互いに歩み寄ってシンクロしないと全然気持ちなんて動かないのだなぁ…と。ちなみにあれだよ、前のナオのクアトロライヴの時は俺閉じすぎて独りで帰っちまったんだった。
ナオへ。
帰りにみんなで飲んだワインがうまくて救われた。友よありがとう。なんて。 |
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