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晴れた家、その他の短編(上)

ダイアルアップ接続でお送りします『晴れた家』@新潟・市民映画館シネ・ウインド上映レポート。いちどブロードバンドの恩恵を享受してしまうともう後には戻れないということを痛感しています。サイトを一つ検索するのさえ億劫。深刻化するネット依存を止めるにはダイアルアップに戻せばいいと思います。光?冗談じゃないぜ!音響カプラ持ってこい!
少しでも接続環境を向上させるために今Firefoxをダウンロードしてます。一時間ほど待たされるようです。その間に書いてます当レポート。終わるまでに書き終えられるでしょうか。


さて上映当日。2日前に新潟入りし、7/29深夜に劇場で『晴れた家』および併映させてもらう『OPAAI』『新しい人』の上映チェックを済ませていた自分は、約束の13時ジャストに現地に着きました。車で。正確にいえば13時に、劇場の真上の立体駐車場に到着したのですが、夏休み突入後の土曜ということで上階のほうしか空いてません。ぐるぐると螺旋状に上って行き、やっとこ駐車できたころには10分ほど経過していました。いまはないけど帰りは荷物が増えているはずなので、ちょっと遅れたけど車で来て良かった。その時は確かにそう思いました。

ものすごい歓迎されているという波動を確かに受け取れるフロントの装飾を横目に(照れくさいので)劇場に入ると、副支配人のI上さんがチケットブースにおられたので挨拶。昨夜上映チェックに付き合ってくださったのでもう顔見知りであり人見知りの自分にとっては安心。聞けば友人の友人だそうで、ホント地元おそるべしなのですが、真の恐ろしさは開場後に訪れるのです。テラーオブ地元です。

シンク』の時にも通された、劇場上の部屋に案内されます。一階が事務所、中二階が映写室。映画好き垂涎の映写ノイズを聞きながらさらに上、本二階にその部屋があるのですが、異様に落ち着く空間です。サンプルビデオや資料、チラシのファイル、参考文献の山などで雑然としていて、まるで部室のようです。坂口安吾の仕事部屋のようです。その奥に、つかアナタ安吾でしょ?といった風情のウインドの首領(ドン)、S藤代表がおられました。以前お会いした時にお話させていただいた際、そのパンクかつキュートな言動に、すっかりファンになってしまった自分ですが、7年の歳月を経てしまった今回でも変わらず、オレ内でのS藤さんファンタジーを崩すことのない素敵な会話をさせて頂きました。シネ・ウインドは創立20周年だそうで(おめでとうございます)、S藤代表と話していると、そりゃあ続くだろう、と思わせるような無言の説得力があります。いや、無言ではなかった。喋りに喋られるのですが。

そうこうするうちに、取材の方がやってきました。相変わらず畏まった訊かれ方をすると記憶障害を起こすというたちなので、何を喋ったか憶えていません。
写真も掲載されるとのことで、撮られるために外に出ると、そこでテラーなわけです。テラーオブ地元です。「幼なじみ」と言っても過言ではない昔からの友人、親類縁者とその友人、コックと泥棒その妻と愛人、恩師とその奥様、恩師、などが一同に会しているわけです。いったいどこのどいつが宣伝したのでしょうか。8割がた自分が宣伝したのは確かですが、明らかにそうではない人もいます。ああ。こーんな小さいころからの自分を知られているだけに、今日のトークで無茶はできません。インターネットで晒さないということを固く約束してもらった上でぶっちゃけトークをしようと思っていたのに!
それとは別に、一般のお客さんの入場も始まっていました。申し訳ないと思いながらも、知人の対応は同居人に任せ、邪魔にならないように、もう一度控え室に戻るのでした。ファンタグレープを買って。

Firefoxのダウンロードが終わりました。ダイアルアップに負けました。続きます。

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