13 July 2004

恥ずかしいけどお見せします…

当ブログにおいて、記事に変わったタイトルをつけるとアクセスが伸びることに気付きました。したがって当記事のタイトルは嘘をついてみました。ええ、オレのセンスなんてこの程度です。

ブログ界隈の新着記事を表示するようなサイトに更新情報を送信しているのですが、そこにズラーってタイトルが出るのね。そっから人が飛んでくる。また、初めて来た人は記事のタイトルで拾い読みをしてくれるらしく、情報としての価値がそんなにない普通の日記記事でも、タイトルが謎めいていると読んでくれるという。
映画でもそうですよ。学生時代、あるセンセイから教わって唯一役立ったことは「タイトル必須」ということ。絵画では「無題」てつけても良いらしいけど、映像はダメ。名は全てを表すし逆に固定観念を覆すこともできる。それ以来自分はいかに有効なタイトルをつけるかで苦労してるのです。だから日々の日記につけるタイトルで「素振り」してるつもりです。ええ、残念ながらこの程度のセンスですけれども。
自分の中で良いタイトルを高打率でつけてくる「題名神」は大島弓子さん以外に考えられません。『ロングロングケーキ』って何だよ!『サマタイム』って何で「サマー」じゃないんだよ!などと琴線に触れまくるのです。世界は名前によって形作られているのですまさに。高野文子さん、かわかみじゅんこさんが後に続きます。ああ。女性まんが家ばかり。
でも映画のタイトルセンスって他のものとは少し違います。詩的、観念的なものをつけてもひっかかるとは限りません。逆に『吸血ゴケミドロ』『2001年宇宙の旅』『テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる』など具体的描写をしつつも含みを持たせたものが映画的といえるでしょう。詩的に金を出せないですからね。
ならば、詩的で具体的な映画を考案すれば、自分好みのタイトルがつけられる、と。逆にね。ステキなタイトルつけるために映画を撮る、という発想もアリなのではないかと思うのですが、そう簡単にはいかないのが切ないところです。

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