インペリアール。
もう昨日のことになるが、第26回ぴあフィルムフェスティバルの受賞パーティに行ってきた。前にも書いたがパーティは苦手。だが日記のネタになるなら何でも書く。転んでもただでは起きぬ。ブロガーつか日記erのはしくれ。ここがインターネットだ。ハイパーリンクも張りまくっちゃうよ!アクセス向上!ページランク向上!
定刻どおりに日比谷線日比谷駅を出ると日生劇場の前で、誰だかわからないが芸能人らしき人がファンに囲まれている。左後方45度の角度から見るとその女子は松崎ナオに似ていたような気がし、いやいやありえない、奴は97年『シンク』が受賞した年にさえパーティに来なかったのだ。理由:寝坊。7年の時を経て暴露される驚愕の事実。03年『満腹家族』監督広田淳也(自分の後輩)、の時も来なかったと聞いている。ていうかそもそもいるわけがない。いきなりまぼろしを見るアホな自分、会場の帝国ホテルの場所忘れたなーと思ったら目の前だった。でかすぎて目に入ってなかった。
四階に上がってクロークに手荷物を預ける。会場「桜の間」。受付にいるぴあの人たちのうち二人が知り合いだった。ホッ。誰も知人がいないという事態は回避。号外的な「受賞結果」の紙をいただく。なるほどー。感想は後で書く。
黒服の兄さんからウーロン茶を受け取って会場を見回すとスカラシップのプロデューサー天野さんとご対面。つかここ数日毎日シャンテで会ってました。『IKKA』と『バーバー吉野』それぞれに出演されてた若い役者さんを紹介していただく。いきなりパーティ会場の通過儀礼を受けたような気になる。この紹介&自己紹介が駄目なんだよう。ふと水戸ひねき監督と目が会ったので安心して、ENBUゼミの愚痴やら噂の「オーメンプロジェクト」の話とかする。お互いに人見知りなのである意味ホッとしている。監督の人は人見知りが多い。なぜだ。
そこへ『運命じゃない人』チームがご来場。中村靖日さんだッ!えーと、実は自分と中村さんはちょっとしたネット知人。思わぬところでオフ会(初対面)。そしておもむろに紹介合戦が。霧島れいかさんは映画とはずいぶん雰囲気が違ってしゃんとした美人さんだった。さすが役者だ。そして水戸さんと中村さんは横に並ぶと、兄弟、とまではいかないまでも従兄弟的なキャラの繋がりを感じる。うん。
シャンテでの授賞式が終わって急に人が流れ込んできて、うかつにも演壇近くにいた自分は押されて混乱する。ちゃんとした司会の人がいてパーティがはじまる。ぴあの社長さんの話から始まって関係各所の代表の方々が挨拶。最終審査員代表の若松孝二監督のお話はやっぱなんつーの、共闘意識があってええなー。「映画なんて誰でもつくれる」「金をくれ」「上映の場を与えろ」うん、その通り!
このへんからちょっと記憶が途切れる。もう混乱の極み。せっかく来たんだから料理を食わねばと有馬くんとかと寿司コーナーに行こうとするが長蛇の列、仕方なく肉的なものの方に行くと知人に遭遇&紹介。やっと一皿ゲットしてテーブルに戻ろうとするともう自分の居場所はない。何が何やら。若い入選監督たちはメシ食ってる場合じゃないだろう。講評を貰いに行かんか!
『新しい予感』の浅野晋康くんが自分を見つけて来てくれた。もう時効なので書いてしまうが、『新しい予感』は自分の一押し。出演役者ラブだったしね。でも今回は無冠。残念だなー、なんて話をしてるともう次回上映の宣伝をしているタフガイであった。宮沢章夫さんの遊園地再生事業団に参加しているそうで。知ってたけどね。「不在日記」読んでるし。しかし、関連で浅野くんの日記も読んでるよ、と言ったところこんなこと(7/9を見よ)書かれた。言ってみるもんだ。えーとちなみに、実名(監督名)出してる入選監督のサイトは全部チェック済みですよ。
『マンモ』のジンコル大陸チームや、大賞穫った二作品に主演、という廣末哲万くんはその濃ゆキモい役柄とは裏腹な常識人だった。理路整然としているし。やっぱそーだよね、と妙に納得してしまう。審査員の一人である犬童一心監督とお話したんだけど(自分を憶えていてくれてよかった)、推された作品が自分と似ていて、うん、まあお役に立てて光栄。
以前『五月ノ庭』チームと接近遭遇していたと書いたが、『青春プレイヤー/平凡プラネット』の池さん方もそうだった。当時ムサビにいたらしい。小口詩子さんつながりか。今回はほとんどの入選者が美大生か美大出、そうでなくともアート系。コラボとか共同作業ということを、遊びの延長でできてしまうという飄々としたスタンスを環境レベルで学んでしまうのだろう。いわゆる「映研」とか「映画学校」とは空気を異にする、並列な仲間の集団。自分も経験があるけど、それが将来的にどう転ぶか、ヒエラルキーの存在する現場で同じ作法を続けていけるのかということを思った。まあ皆環境づくりが巧みそうなのでなんとかやるのだろうけど。一方、劇団という集まり方もあって、こちらは明確な「見せるべきもの」がはっきりした上で、十八番である巧みな「人づかい」が良質なグルーヴとクオリティを生み出している。アート集団の「作品発表」と劇団の「公演」って全然ニュアンスが違うから。「作品」という言葉の意味合いも異なって捉えてるのかも知れないくらい。どちらの集まり方も一長一短あると思うが、監督を長とする「組システム」に順応するのかそれとも自分らの環境維持していくのか考えることが課題なのではないだろうか。両者をミックスした妙案が自分にもあればいいのだが未だわからない。
閑話休題、最中はてんぱってたくせに人が減ると寂しいパーティ会場。なんとなく残っていた池チームを小口さんと少しいじって、ちょっと関係者の皆さんに挨拶してから有馬くんたちと一緒に日比谷の街にお茶飲みに行った。どっかの打ち上げに合流してもよかったのだが自分達は大人であり奢らなければならないのでやめた。ある監督の噂話をしていると、その本人らしき人が店の奥から現れるというハプニングもあり(その場で宣言したとおり書きました)、長かったPFFに関わってます期間も無事打ち上がった感じ。後から『382』の久保田さんチームがやってきて、自分の書いたコメントのお礼を言ってくれたので恐縮した。ちゃんと読まれているのでああいうのは書くのに脳内ターボをかけなければならない。久保田さんの髪型は382しすぎだ!とこころの中で突っ込んだ。
コメント欄本日分のみ解放。
定刻どおりに日比谷線日比谷駅を出ると日生劇場の前で、誰だかわからないが芸能人らしき人がファンに囲まれている。左後方45度の角度から見るとその女子は松崎ナオに似ていたような気がし、いやいやありえない、奴は97年『シンク』が受賞した年にさえパーティに来なかったのだ。理由:寝坊。7年の時を経て暴露される驚愕の事実。03年『満腹家族』監督広田淳也(自分の後輩)、の時も来なかったと聞いている。ていうかそもそもいるわけがない。いきなりまぼろしを見るアホな自分、会場の帝国ホテルの場所忘れたなーと思ったら目の前だった。でかすぎて目に入ってなかった。
四階に上がってクロークに手荷物を預ける。会場「桜の間」。受付にいるぴあの人たちのうち二人が知り合いだった。ホッ。誰も知人がいないという事態は回避。号外的な「受賞結果」の紙をいただく。なるほどー。感想は後で書く。
黒服の兄さんからウーロン茶を受け取って会場を見回すとスカラシップのプロデューサー天野さんとご対面。つかここ数日毎日シャンテで会ってました。『IKKA』と『バーバー吉野』それぞれに出演されてた若い役者さんを紹介していただく。いきなりパーティ会場の通過儀礼を受けたような気になる。この紹介&自己紹介が駄目なんだよう。ふと水戸ひねき監督と目が会ったので安心して、ENBUゼミの愚痴やら噂の「オーメンプロジェクト」の話とかする。お互いに人見知りなのである意味ホッとしている。監督の人は人見知りが多い。なぜだ。
そこへ『運命じゃない人』チームがご来場。中村靖日さんだッ!えーと、実は自分と中村さんはちょっとしたネット知人。思わぬところでオフ会(初対面)。そしておもむろに紹介合戦が。霧島れいかさんは映画とはずいぶん雰囲気が違ってしゃんとした美人さんだった。さすが役者だ。そして水戸さんと中村さんは横に並ぶと、兄弟、とまではいかないまでも従兄弟的なキャラの繋がりを感じる。うん。
シャンテでの授賞式が終わって急に人が流れ込んできて、うかつにも演壇近くにいた自分は押されて混乱する。ちゃんとした司会の人がいてパーティがはじまる。ぴあの社長さんの話から始まって関係各所の代表の方々が挨拶。最終審査員代表の若松孝二監督のお話はやっぱなんつーの、共闘意識があってええなー。「映画なんて誰でもつくれる」「金をくれ」「上映の場を与えろ」うん、その通り!
このへんからちょっと記憶が途切れる。もう混乱の極み。せっかく来たんだから料理を食わねばと有馬くんとかと寿司コーナーに行こうとするが長蛇の列、仕方なく肉的なものの方に行くと知人に遭遇&紹介。やっと一皿ゲットしてテーブルに戻ろうとするともう自分の居場所はない。何が何やら。若い入選監督たちはメシ食ってる場合じゃないだろう。講評を貰いに行かんか!
『新しい予感』の浅野晋康くんが自分を見つけて来てくれた。もう時効なので書いてしまうが、『新しい予感』は自分の一押し。出演役者ラブだったしね。でも今回は無冠。残念だなー、なんて話をしてるともう次回上映の宣伝をしているタフガイであった。宮沢章夫さんの遊園地再生事業団に参加しているそうで。知ってたけどね。「不在日記」読んでるし。しかし、関連で浅野くんの日記も読んでるよ、と言ったところこんなこと(7/9を見よ)書かれた。言ってみるもんだ。えーとちなみに、実名(監督名)出してる入選監督のサイトは全部チェック済みですよ。
『マンモ』のジンコル大陸チームや、大賞穫った二作品に主演、という廣末哲万くんはその濃ゆキモい役柄とは裏腹な常識人だった。理路整然としているし。やっぱそーだよね、と妙に納得してしまう。審査員の一人である犬童一心監督とお話したんだけど(自分を憶えていてくれてよかった)、推された作品が自分と似ていて、うん、まあお役に立てて光栄。
以前『五月ノ庭』チームと接近遭遇していたと書いたが、『青春プレイヤー/平凡プラネット』の池さん方もそうだった。当時ムサビにいたらしい。小口詩子さんつながりか。今回はほとんどの入選者が美大生か美大出、そうでなくともアート系。コラボとか共同作業ということを、遊びの延長でできてしまうという飄々としたスタンスを環境レベルで学んでしまうのだろう。いわゆる「映研」とか「映画学校」とは空気を異にする、並列な仲間の集団。自分も経験があるけど、それが将来的にどう転ぶか、ヒエラルキーの存在する現場で同じ作法を続けていけるのかということを思った。まあ皆環境づくりが巧みそうなのでなんとかやるのだろうけど。一方、劇団という集まり方もあって、こちらは明確な「見せるべきもの」がはっきりした上で、十八番である巧みな「人づかい」が良質なグルーヴとクオリティを生み出している。アート集団の「作品発表」と劇団の「公演」って全然ニュアンスが違うから。「作品」という言葉の意味合いも異なって捉えてるのかも知れないくらい。どちらの集まり方も一長一短あると思うが、監督を長とする「組システム」に順応するのかそれとも自分らの環境維持していくのか考えることが課題なのではないだろうか。両者をミックスした妙案が自分にもあればいいのだが未だわからない。
閑話休題、最中はてんぱってたくせに人が減ると寂しいパーティ会場。なんとなく残っていた池チームを小口さんと少しいじって、ちょっと関係者の皆さんに挨拶してから有馬くんたちと一緒に日比谷の街にお茶飲みに行った。どっかの打ち上げに合流してもよかったのだが自分達は大人であり奢らなければならないのでやめた。ある監督の噂話をしていると、その本人らしき人が店の奥から現れるというハプニングもあり(その場で宣言したとおり書きました)、長かったPFFに関わってます期間も無事打ち上がった感じ。後から『382』の久保田さんチームがやってきて、自分の書いたコメントのお礼を言ってくれたので恐縮した。ちゃんと読まれているのでああいうのは書くのに脳内ターボをかけなければならない。久保田さんの髪型は382しすぎだ!とこころの中で突っ込んだ。
コメント欄本日分のみ解放。
Comments
おじゃまします。「青春プレイヤー/平凡プラネット」を
監督した池の齋藤です。(頭に花をつけていたのが齋藤です)
もっとお話したかったです。
「並列な仲間の集団」の極みかもしれない私たち池(4人の共同監督)も、そのことをずっと考えてきました。
答えが出るのはあとちょっと先でしょうか?
なるべく早く出したいなと思っています。
池の今後を見守ってくださいねん
さいとうさん先日はどうも。正直、自分もてんぱっていたためまだ池さん個人の判別がつきません…すんません。写真撮っとけばよかった。
並列な仲間のいいところは、一緒に歳をとれるということだと思いますよ。オレと同じことやってるんだからまたお会いするでしょう。
今日は選挙に行ったのですが、『青春プレイヤー〜』のエンディングがなぜか脳内で回っていました。会場が学校だったからかも知れません。
中村靖日です。
小さなオフ会、ありがとうございました。
あれほど多くの人と一度に会う機会はなかなか無いためか、『運命じゃない人』完成披露上映も、帝国ホテルのパーティもなんだか記憶が飛び気味です。
若松監督の挨拶よかったっすよね。自分も穏やかに、闘いつづけようと思います。『闘い』なんて柄でもない感じですケド(笑)
それではまた。
どうもナカムラさん。オフ会というか、普通に映画やTVでお姿を拝見しているもので奇妙な感じでした。こちらこそありがとうございます。
闘いには体力いります。文系もやしっ子同士がんばりましょ。
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