08 July 2004

通っていますPFF、せかいのおわり

今日もシャンテに行って、風間志織監督『せかいのおわり world's end girl friend』を観てきた。全然終末思想な映画じゃなくて安心した。健康であることこの上ない。タイトルが平仮名であることがミソなのだろうと思った。子どもは漢字が書けない。

若々しい映画、というか、GIRLY!なトーンがずっと持続する映画だという個人的印象。意匠としてのガーリー、努力してるガーリー、男が撮ったガーリーなどいろいろあるが、思想として、生き方としての真性少女にはもうかなわない。うわっついたところが一切ない(むしろ淡々としているほど)にも関わらず自分はこの映画に「少女のユメ」というか「少女の思い描くセカイ」とかを見いだしてしまう。いや、それってやっぱオレの幻想なのか知らん。
あと専門的な話で申し訳ないが、この映画、映像のルックからビデオ撮りだということは分かっていたが、まさかmini DVで撮られているとは! 私もあなたも使っているあの小さいテープで。カメラは『晴れた家』でも使っていたDVX100だそうで、24pのアドバンスモードだと思われる。35mmにキネコしてあの画質の良さか!
監督は「ビデオで撮っておけば、もしお金がなくてキネコできなくてもそのまま上映できるし。16mmだったらそうはいかない」と仰っており。にしても、ここまで画質がうまくいくとは予想していただろうか?


一つだけ気になったのはラーメン。ものすごく重要なラーメンなんですよ。『まんが道』でいうと「トキワ荘で藤子不二雄がテラさんに振舞われたキャベツの味噌汁」くらいに重要なんですよ。ンマーイ!って。それがあんな、テイクを繰り返した末の伸びきった汁レスなラーメンを見せられると、ホント冷めるんですよ。せめてあそこだけは旨そうに撮ってほしかった…。

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