PFFオープニング。
ぴあフィルムフェスティバルが今日から。夕方からのオープニング上映『トニー滝谷』に行く。ちょっと早く着き過ぎてしまったので劇場前が静か。だと思ったら中の階段のところに行列ができていた。トニーのプロデュースチームの石田さんにばったり出会って、一緒に中に。
シャンテに来たのはもう何年ぶりかで、こんなに狭かったっけ、などと思う。それに記憶より照明が暗いような。ココに通っていた当時自分は子どもだったせいだろうか。予備審査の時に顔見知りになったPFFスタッフの人々と挨拶などしていると、ノミネート作『五月ノ庭』の監督大吉くんと主演俳優の嶋津くんが声をかけてくれる。自分は審査もしたし、申し出があったのでコメント用紙の文面を彼等のサイトに載せてはいるんだけど、今回が初対面。…のはずだったんだけど違うそうな。『シンク』劇場公開前後に呼ばれたり呼ばれなかったりして行った某美大で会ってるんだって。会ってるっていうか見られたっていうか。あまり派手に表を出歩くもんではないと思った。ここでも狭さを感じる。お世話になってるスローラーナー越川さんも当然いたし本編撮影の広川さん、それに侘美さんともばったり。忙しい忙しい。
で、初めて見る『トニー滝谷』完成版。西島秀俊さんのナレーションと、坂本龍一さんの音楽が乗っかったことによって全体のトーンと体感時間が変わった。「孤独」がひとつのテーマではあるんだけど、それがより深く宿命的に思えるようなトーン。『病院で死ぬということ』と並び称されると思われる実験的な舞台設定だけれど、個人的印象としては『病院〜』よりも『ざわざわ下北沢』に近い舞台感だと思った。誰も入ってこないし出てゆかない。広がりをあえて拒んでいるかのようなイッツアスモールワールド。ラッシュ(仮編集)の時点では、同じ場所で撮っているのだし『晴れた家』と通じる空気感が少しはあったのだけれど、同録した環境音をほとんどすげ換え、画質を徹底して脱色したことで完全に別れた。メイキングの空間と全く別の場所だ。同じ映画の舞台裏とは思えないかも。
終わって市川監督のティーチイン。なぜか観客側から出てくる質問は、「俳優」「音楽」「原作」「脚本」と見事にジャンル分けされていて、仕込み?とも思えるほどだった(んなわけないんだけど)。本当にこの映画はいろんなアクセス方法があるのだな。
で、意外だったんだけど、壇上の監督はかなりあがってるご様子。人前に出るのが苦手だったのか。それは自分とて一緒、明日は我が身で共感し、挨拶しに行ったのだがさらっとかわされてしまった。えーと、もしかして嫌われているのでしょうか。それともオレの被害妄想なのでしょうか。
とりあえず明後日に備えていろいろ考えながら帰ってきた。もう閉まってしまったApple Storeを見物しつつ。
シャンテに来たのはもう何年ぶりかで、こんなに狭かったっけ、などと思う。それに記憶より照明が暗いような。ココに通っていた当時自分は子どもだったせいだろうか。予備審査の時に顔見知りになったPFFスタッフの人々と挨拶などしていると、ノミネート作『五月ノ庭』の監督大吉くんと主演俳優の嶋津くんが声をかけてくれる。自分は審査もしたし、申し出があったのでコメント用紙の文面を彼等のサイトに載せてはいるんだけど、今回が初対面。…のはずだったんだけど違うそうな。『シンク』劇場公開前後に呼ばれたり呼ばれなかったりして行った某美大で会ってるんだって。会ってるっていうか見られたっていうか。あまり派手に表を出歩くもんではないと思った。ここでも狭さを感じる。お世話になってるスローラーナー越川さんも当然いたし本編撮影の広川さん、それに侘美さんともばったり。忙しい忙しい。
で、初めて見る『トニー滝谷』完成版。西島秀俊さんのナレーションと、坂本龍一さんの音楽が乗っかったことによって全体のトーンと体感時間が変わった。「孤独」がひとつのテーマではあるんだけど、それがより深く宿命的に思えるようなトーン。『病院で死ぬということ』と並び称されると思われる実験的な舞台設定だけれど、個人的印象としては『病院〜』よりも『ざわざわ下北沢』に近い舞台感だと思った。誰も入ってこないし出てゆかない。広がりをあえて拒んでいるかのようなイッツアスモールワールド。ラッシュ(仮編集)の時点では、同じ場所で撮っているのだし『晴れた家』と通じる空気感が少しはあったのだけれど、同録した環境音をほとんどすげ換え、画質を徹底して脱色したことで完全に別れた。メイキングの空間と全く別の場所だ。同じ映画の舞台裏とは思えないかも。
終わって市川監督のティーチイン。なぜか観客側から出てくる質問は、「俳優」「音楽」「原作」「脚本」と見事にジャンル分けされていて、仕込み?とも思えるほどだった(んなわけないんだけど)。本当にこの映画はいろんなアクセス方法があるのだな。
で、意外だったんだけど、壇上の監督はかなりあがってるご様子。人前に出るのが苦手だったのか。それは自分とて一緒、明日は我が身で共感し、挨拶しに行ったのだがさらっとかわされてしまった。えーと、もしかして嫌われているのでしょうか。それともオレの被害妄想なのでしょうか。
とりあえず明後日に備えていろいろ考えながら帰ってきた。もう閉まってしまったApple Storeを見物しつつ。
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