28 September 2004

あの日記の話

『過去からの日記』について書いた9/21の記事について方々から検索され、言及され、特にあるサイトの掲示板(2chじゃないです)では自分の名前すら出ていたようなのでちょっと補足します。

自分に日本語能力が欠けているのは自覚していますが、それでもよく読んでもらえればわかるように、件の「感想」は決してあのドラマをけなしているわけではないですよ。ちゃんと「掴まれた」って書いたと思います。こうグっと。
また自分はココの最後の方にあるように、公衆の面前で「ファンタジー映画を撮りたい」と発言しており、ファンタジーを低く見ているどころかファンタジー大好きっ子であります。
ただ、自分なりの解釈でもってそれを描こうとしているため、性質として、「現実的にありえない仕掛け」に対してはシビアに見る癖があります。そんな簡単には騙されません。

もし、過去と未来とかつながっている日記が途方もない寓話だとしたら、村松監督とやらの「映像作品」はいったいどんな意味を持つのでしょうか。
[当該掲示板より引用]

「途方もない寓話」を一時的にでも観客に信じ込ませるのが自分のような者の仕事であり、自分は現実と寓話をいかに拮抗させるか試みようとしているのです。なのであのドラマのような手法では「ちょっと物足りない」という意味のことを書いたのです。
もちろんこれは自分の個人的感想にすぎません。誰に対してのメッセージでもないです。
自分は件のドラマに一時的にでもこころを掴まれたことは確かであり、それは否定してないですよ。ただあらゆる「可能世界」を疑ってかからないことには自分の目標とする「映像作品」は成立しないだろうと思うのです。

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