Skip to main content.

しつこくワンダと巨像の話。


自分のきょうだいと付き合っている人が当サイトを見て『ワンダと巨像』を買ったらしいという噂を聞いたので、ごくパーソナルな動機でもってアップしてしまいますけれど、昨日クリアしました。別に報告するまでのこともないのですが、なんとなく言いたかったので。達成感がすごいあったので。
自分は2年に3本くらいしかゲームを購入しないぬるゲーマーなのであまり大言壮語はできないのですが、大傑作だと思いました。いい買い物をしたと思いました。DVD2枚買ったつもり、にならなくても満足です。

巨像の居場所が全部聖地っぽくて、そこの守護者(ガーディアン)に見えるものを倒していくという「タブーを冒しているんじゃないか感」と、増えてゆく光の柱、徐々に見た目がヤバそうになっていく主人公キャラでおぼろげながらストーリーが語られていました。ムービーやら説明やら使わずにビジュアルと音だけで。
徹底的に説明するのではなく、プレイヤーに深読みをさせる(感じ取らせる)という問わず語りな物語進行は『ICO』の方法論を踏襲しているし、見事な「視点の逆転」でもって人の業のごときものを浮かび上がらせるエンディングも秀逸。
ラストのムービーは決して蛇足にはならず、良質なファンタジー映画のようですごい泣かせるものでした。詳しくは書けませんが、勧善懲悪バンザーイな躁状態の夢がモリモリ終幕ではなく、非常に自分好みのラスト。
いろんな映画や幻想文学、RPGのお約束的設定を言外に引用して新しい物語を構築する手腕がすごいと思いましたし共感もします。これをアニメにしたら興ざめだし、ましてや実写映画など…。まさにゲームでしか到達しえない表現でした。ほんとリスペクト。

ちなみに巨像の名前が不明で、各所で随意に名前をつけて呼んでいるみたいですが、先日ご紹介した英語サイトよりダウンロードした壁紙のファイルネームによれば、1体目が「minotaur」、2体目が「mammoth」、3体目が「knight」でした。あと馬の名前「アグロ」は、アルタクス+黒王でア黒なんじゃないかと勝手に想像。

Comments

No comments yet

Add Comment

このアイテムは閲覧専用です。コメントの投稿、投票はできません。