Skip to main content.

Cuba/Okinawa サルサとチャンプルー


拡大地図を表示
波多野哲郎監督のドキュメンタリー『Cuba/Okinawa サルサとチャンプルー』の試写にお呼び頂きました。
波多野監督(!)は自分の恩師なのです。自分が出会った時には既に還暦も近かったはずですが、学生を引き連れ、バイクでユーラシア大陸横断を試みたこともあるという、ちょい悪オヤジというよりは本物の不良の先生なのですが、そんな波多野監督が7年の歳月をかけて制作したドキュメンタリーです。
キューバの離島・フヴェントゥ島と沖縄を行き来し、日系移民とその家族たちを追う、「越境者」についての映画でした。観ながら人生の重さについて考えさせられるのですが、南国の光と鳴り続ける音楽がとてもここちよく、自分はラム酒を飲みたくなりました。越境した市井の人について、自らも軽々と越境していく、監督のタフで優しい目線が随所から伝わってきました。
上記の地図がうまく表示されているか自信がないのですが、右上のボタンで「写真」に切り替え、マークされている場所に左側のボタンでズームイン/アウトしてもらうとロケ地の一部が確認できます(画面を掴んで移動などもできると思います。表示されない場合はリロードしてみてください)。Presidio Modelo [@wikipedia]と呼ばれているパノプティコン、特殊な管理構造をもつ刑務所で、大戦時18才以上の日本人男性全員が収容された場所だそうです。ここに収容された人物(日系一世)の貴重な証言も映画に記録されています。

すでに劇場公開が決まっているそうですが、ネット上にはまだ情報が出ていないようです。この映画に関する監督のドキュメントがドキュメンタリー映画の最前線メールマガジン neoneo | melma!に掲載されていましたのでリンクしておきます(全16回)。

■投稿:『Cuba/Okinawa サルサとチャンプルー』波多野哲郎
1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / 11 / 12 / 13 / 14 / 15 / 16


※追記
公式サイト サルサとチャンプルー Cuba/Okinawa:波多野哲朗監督作品

PFFスペシャル・『シンク』上映終了


前の記事でお知らせした、イベントでの『シンク』上映が終了しました。ご来場いただいた皆様、ならびに、PFF関係各位、ユーロスペースの皆様、ありがとうございました。
素人MAしかしてなかった本作ですが、セリフがすごくクリアに聴こえました。音響設備が素晴らしくて、音に関する嗜好やら企みについていろいろ思い出しながら観ました。自作を劇場で観るという機会はそうないもので、音に関してだけはこの時の感覚を憶えておくしかないです。
ただ映像が、まるでYouTubeのビデオを観ているかのようなジャギーが目立ちました。もともとVHSで民生リニア編集機仕上げの本作ですが、というか、それゆえにデジタルなジャギーは見えにくいはずだと思ったもので、劇場の方に伺ったところ、デジタルβカムでの上映だったとのこと。アレ?と思われた方、すみません。VHS→デジβの相性はそんなによくないようです(ほとんどしないんでしょうけど)。
『シンク』は大画面での視聴を意識して撮影したもので、今回のような上映は本望なのですが、DVやHDでの高画質な上映用にチューンされた良いプロジェクターだとアラまで見えてしまいますね…。
さて、当面『シンク』の上映は予定されていないのですが、DVDが出ていますのでこちらでLO-FIな映像を確認してください。よろしければ。
B00005G05Rシンク
村松正浩 松崎ナオ 野田慶
ハピネット・ピクチャーズ 2000-05-25

by G-Tools

イベントではすでにDVD化されている、あるいはまもなくDVD化される作品も結構上映されています。「見逃してもすぐにDVDで観れる」ということは所有欲も満たされるし便利なのですが、今回のような上映会に出かける腰が重くなる、という点においては問題ですね、やっぱり。

あのまんがの2巻が出るらしい

きょうの猫村さん 2
きょうの猫村さん 2
  • 発売元: マガジンハウス
  • 発売日: 2006/05/31

携帯電話のサブ液晶を「ピチ夫くん」にしてます
あと最近読んで面白かったもの↓
臨死!! 江古田ちゃん 1臨死!! 江古田ちゃん 1
瀧波 ユカリ

by G-Tools

エソラ vol.3エソラ vol.3
絲山 秋子 伊坂 幸太郎 黒田 硫黄

by G-Tools

加藤伸吉の『愛読者』が傑作だと思いました。