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This is the archive for November 2005

脳を使う人のお供に。


頭が疲れた時に糖分がいいというのは定説ですけれど、自分は編集作業やスタジオに入る時、かりんとうを持参するのを忘れません。これをかじりながら作業します。かりんとうラヴです。注意して探すことの少ないお菓子だと思いますが、実はほとんどのコンビニに置いています。手が(あまり)汚れないし、それほど数を食べなくとも養分が補給される感じがします。
おいしそうなかりんとうの画像を探したのですが、これ、どんなにうまく撮ってもおいしそうに見えないお菓子の一つであると思われ、サムネイルでいってみました。犬の画像がありますが、これについてはあんまし説明したくありません(イメージ検索するとわかります)。
昔はチョコレートを必須にしていたのですが、チョコを大量に食べると気持ち悪くなるということを程なくして知りました。口の中がもったりして、うがいをしたくらいでは簡単に解消されません。自分は肥満しないという性質なのですが、それでもお腹のたるみは気になります。かりんとうは主に黒砂糖を使っているので、なんかヘルシー。確認はしてないですがヘルシー。
そんなわけで、思い出したようにおいしいかりんとうを探しているのですが、当たり外れが大きいのです。ひと括りにかりんとうといっても、専門の会社があるくらい多様なもので、一番シンプルな黒砂糖のかりんとうでも、砂糖をまんま噛っているかのような粗悪なものもあるわけで。
日本橋あたりの老舗に行けばあるのかも知れませんが、編集のたびに補給するわけにもいきません。スーパー・コンビニで手に入るもので一番おいしいのは?ということで、いま自分が最も好きなのは榮太樓總本鋪の「黒かりんとう」。ほんのりゴマの味がしてそんなに甘くなく、大人の味という感じです。榮太樓といえば飴で有名で、自分の祖父のフェイバリットだったのですが、かりんとうも素晴らしいです。
ところが榮太樓のサイトには、なぜかかりんとうの画像が一切ありません。美味いんだからガンガン宣伝すればいいのに!と思うのですが、もしや「どうがんばって撮ってもおいしそうに見えない」という陥穽にはまっているのか??

善意のコンボ


『ファイナルファンタジーVII』というRPGに、「マテリアシステム」という画期的な仕組みが導入されていたのを思い出しました。
普通のRPGでは、キャラクターの持って生まれた資質(戦士とか魔法使いとか)に基づき、戦闘を重ねるなどして得た「経験」によって特殊な戦闘技能を習得していく仕組みになっています。つまり体育会系の人はどうがんばっても文系にはなれず逆もまた然り。後に「転職」という概念が導入され、「努力すれば何にでもなれる」ということになりましたが、結局年は取る(レベルが必要)ということになるのです。

この『VII』においては異質なのは、「マテリア」と呼ばれる色とりどりの不思議な石を武器や防具に装着することによっていきなり特殊技能が得られる、ということでした。ある程度の資質は必要なものの、それは体力が少ないとか知能が低いとか(失礼な話だ)、まあ仕方ないこととしての資質であり、こと魔法使用やら魔物召喚などの「努力してもどうにもならないもの」は不思議な物質に任せてしまおう、ということでした。

自分はこれにしっくりきて、当時の時代性を反映した「自分探し」という暗いテーマであったにも関わらず『VII』にはまりました。マテリアの組み合わせによっては「魔法を使ったのに使う前よりMPが増える」とか、「1回攻撃を受けたら8倍にしてやりかえす」とかいう、あこぎとも言える技能が使えるので、自分は必死に色とりどりのマテリアを探しこれを完遂、最終的には1ターンでラスボスを瀕死にするほど強くなったのです。もうマテリアジャンキーです。マテリアなければ怖くて剣を振れない。

ものすごい長い枕でしたがリストバンドの話。
初めは白だけかと思っていたバンドですが、白の大流行に後押しされたのか最近では様々な色のバンドがあるようです。やっぱり全て「購入金はチャリティに」というお題目のもので、ここではその真偽は問いませんけれど、ちょっと困ったなあどうも、と思いました。自分がマテリアを集めたようにこのバンドをコンプリートする人が現れるのではないかと。

白と黒と赤の組み合わせで「アフリカ難民に支援し、ブッシュの再選に反対し、子どもに煙草を吸わせない者である」という属性に。
紫と緑とピンクで「動物愛護者で、エコロジストで、エイズ撲滅に賛同する者」。
青と青と青で「カトリーナ被害といじめ撲滅と川崎市サッカー協会に援助する者である」。

一個だと効き目は弱いですが、複数つけるととても強硬な意思を持った人に見えます。反面、配色に気を配ったりしてファッションの観点から選ぶと、矛盾したオピニオンを表明してしまったりすることになりかねません。
組み合わせが大切です。「1回募金したら8回募金してしまった」とか、「300円で買ったのに3000円で売れた」とかいう特殊技能は行使しなくてもいいのです。ここは現実世界なのですから。その剣の一振りは、本当に真摯なものなのでしょうか。

驚愕自主映画シリーズ。


Star Wreck: In the Pirkinning

やじうまWatchで知りました。アメリカのAKIRAファンが情熱だけでつくった自主映画化作品を(ネットで)観たことがあって、けっこう感動したのですが、これはさらに上を行くフィンランドの作品。内容はタイトルから推して知るべし。1時間44分、製作7年の超大作。

ダウンロードして自由に観れる!540MBもあるけどな!
さすがに長いのでまだ全部は観れてないけど、パソコン画面上では普通の劇場映画と遜色ないクオリティ(だけど、そこかしこに自主感ただよう味のある作品)。特に音響とCGがすごい。
サイトではメイキングというか、制作しているスタジオ写真が掲載されているんだけど、普通の家に青い布とワークステーションが置かれているみたいな期待通りの写真。ちょっとちょっと、気合い入れれば日本でもできるんじゃない?
どっかで上映…とかはぶっちゃけ難しいと思うけど、制作費回収できることを日本の片隅から祈っています。

Macで視聴するにはVLC必要。以下のサイトを参考にさせてもらって日本語字幕付きを観ることができました。
VLC で日本語字幕・マック版

参考作品(これまたすごい)。
ウルトラQを作る
Arcadian Entertainment - AKIRA Fan Trailer
TheForce.Net - Fan Films - Short Films | Batman Dead End