今週金曜から二日間、ENBUゼミで講師をするので、その準備をしないといけないのだけどあまり思考が進まない。例によって役者目指すひとたちが集まって演技してみよう、というクラスなのだけど、顔が見えないんだよなあ。
自分は、何らかの演出する時は実際に会っておきたい方で、最悪でも顔写真見て考えるというところがあって。名前のリストしかもらえてない今回はいろんな意味で難しそう。たった2日間しかないし！　もっとも、生徒たちは既に別の監督のもとで2日間のワークショップを体験ずみなので慣れはじめてはいるのだろうけど。オレが慣れるまでちょっとかかりそうな。
演出のメソッド、みたいなものがあれば楽なのだろうが、明確な方法論は持ってない。強いて言えば違和感をひとつひとつ潰していく感じ。でも、全部しっくりくるような演技はありえないし、違和感を残したまま撮ってみたらいい方に転ぶということもある。とにかくトライ&エラーで少しづつ納得を深めていく。
やはりある程度の時間がかかるわけで、2日間で自分と参加者全員が同じイメージを共有することが可能なのだろうか？
『新しい人』という作品もENBUの俳優クラスで撮ったのだけど（全員ほぼ初心者）、少なくとも主演格5人と感触を共有するために何度もリハーサルを重ねてようやくあそこまでいけたわけで。
いろいろ困難があるけどとりあえず蓋を開けるしかないか。

画像はflickrTagFightという、flickrの写真に打たれたタグの数で優劣を競うというサイトにて。male vs femaleでやったら女子優勢。ていうか男子、この人ばっか。