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This is the archive for November 2005

Firefox1.5 正式版!


http://www.mozilla....
http://www.mozilla-...

正式にアップデート。ダウンロードできるようになってました。各OSと言語違いのも同時(Mac版、日本語版もあります)。取り急ぎ上げ。

初めての方はこれを機会にちょっとインストールしてみる、ってのはいかがです?
IEのブックマークとかもすぐ移せますよ。

初めてではない自分は、常用している拡張機能がいくつか未対応なので移行に躊躇してます…。

なんでもインストールしたがる件


仕事に(も)使っているコンピューターに、ろくに素性を確かめもせずほいほいとアプリケーションをインストールしたがる癖は、いいかげん改めたほうがいいように思うものの、幸か不幸かこれまで痛い目に遭っていないため、止まるところを知りません。
いえ、正確に言えば一度だけ泣きそうになったことがあります。専門誌に付属してきたある音響編集ソフトの体験版を、「これは使えそうだ!」とインストールしたところ、さっぱり使い方がわからず、すぐに消去しました。ところがそのソフト、深い階層に重要なファイルをこっそり埋め込んでいやがったため(スパイウェアというわけではないのですが)、これが映像の編集ソフトと衝突を起こし、起動しなくなってしまいました。該当ファイルを割り出し捨てるまでにどれだけの情報収集を必要としたことか。
でもまあ、おかげでMacの仕組みを学び、情報収集の仕方まで学んだのですから大損したというわけではありません。以降、怪しいアプリを見分ける術と完全にアンインストールする技も体得したわけですし。
フリーウェアを使ってみることは楽しく、殆どの場合役立つのでやめられません。MacJournal(現在はシェアウェア)やSnapNDragなどはもう手放せないほど常用してますし、某フリーウェア紹介サイトもアンテナに入れてチェックを欠かしません。
今日もVLCという動画再生ソフトと、Apple純正(?)ネット接続速度向上ソフトBroadband Tuner1.0をアップデート&インストールしました。ちょっと接続速い、かな、という状況でこの文章を書いてます。
VLCは非常に多機能な動画再生能力を持つ発展中のアプリなのですが、何でもDVDのリージョンコードに拘わらず再生できるらしいです。生憎試したことはないヘタレではありますが(だって怖いし!)

iTMSでPVが有料になった件


なんでもタダで観れた昔はよかったのか。昔っていってもたった四ヶ月前だけど。インターネット時間は実時間の5倍くらいの速度で流れているような。
音楽プロモーションビデオに新たな収入の流れができたのは作り手にとっては喜ぶべきことだと思う、と前に書いたけど、実際今のところ、どういうことになっているのかは自分にはわからない。
いったいいつまで、日本のストアではこんな薄い品揃えなんだろう?
日本の楽曲のPVは一切買えない。タダで見れた時代にもなかったわけだけど、なにしろこれはタダだったから、なんとか呑み込めたわけで。そのうち日本のも観れるようになるのか、って思ってた矢先に、だしぬけに販売開始。まだ環境整ってないのに。
観たいよ日本のPV。あんまし聴かないミス○ルだって○ルクだってPVだったら観たいと思うし!豪華DVDセットを買うほどじゃないけど、お気に入りの一本だけを所有したい!と思うわけで。そしてそう思ってるのは自分だけではないはずで。iTMSでの売り上げを見越した製作予算の増加とかにも期待したいし!
画像のシンニード・オコナーみたいななつかしPVが観れるのはいいけど…。でもこんな短かったらひまつぶしにしかならない。[現実逃避]カテゴリに入れられないですよ。

脳を使う人のお供に。


頭が疲れた時に糖分がいいというのは定説ですけれど、自分は編集作業やスタジオに入る時、かりんとうを持参するのを忘れません。これをかじりながら作業します。かりんとうラヴです。注意して探すことの少ないお菓子だと思いますが、実はほとんどのコンビニに置いています。手が(あまり)汚れないし、それほど数を食べなくとも養分が補給される感じがします。
おいしそうなかりんとうの画像を探したのですが、これ、どんなにうまく撮ってもおいしそうに見えないお菓子の一つであると思われ、サムネイルでいってみました。犬の画像がありますが、これについてはあんまし説明したくありません(イメージ検索するとわかります)。
昔はチョコレートを必須にしていたのですが、チョコを大量に食べると気持ち悪くなるということを程なくして知りました。口の中がもったりして、うがいをしたくらいでは簡単に解消されません。自分は肥満しないという性質なのですが、それでもお腹のたるみは気になります。かりんとうは主に黒砂糖を使っているので、なんかヘルシー。確認はしてないですがヘルシー。
そんなわけで、思い出したようにおいしいかりんとうを探しているのですが、当たり外れが大きいのです。ひと括りにかりんとうといっても、専門の会社があるくらい多様なもので、一番シンプルな黒砂糖のかりんとうでも、砂糖をまんま噛っているかのような粗悪なものもあるわけで。
日本橋あたりの老舗に行けばあるのかも知れませんが、編集のたびに補給するわけにもいきません。スーパー・コンビニで手に入るもので一番おいしいのは?ということで、いま自分が最も好きなのは榮太樓總本鋪の「黒かりんとう」。ほんのりゴマの味がしてそんなに甘くなく、大人の味という感じです。榮太樓といえば飴で有名で、自分の祖父のフェイバリットだったのですが、かりんとうも素晴らしいです。
ところが榮太樓のサイトには、なぜかかりんとうの画像が一切ありません。美味いんだからガンガン宣伝すればいいのに!と思うのですが、もしや「どうがんばって撮ってもおいしそうに見えない」という陥穽にはまっているのか??

善意のコンボ


『ファイナルファンタジーVII』というRPGに、「マテリアシステム」という画期的な仕組みが導入されていたのを思い出しました。
普通のRPGでは、キャラクターの持って生まれた資質(戦士とか魔法使いとか)に基づき、戦闘を重ねるなどして得た「経験」によって特殊な戦闘技能を習得していく仕組みになっています。つまり体育会系の人はどうがんばっても文系にはなれず逆もまた然り。後に「転職」という概念が導入され、「努力すれば何にでもなれる」ということになりましたが、結局年は取る(レベルが必要)ということになるのです。

この『VII』においては異質なのは、「マテリア」と呼ばれる色とりどりの不思議な石を武器や防具に装着することによっていきなり特殊技能が得られる、ということでした。ある程度の資質は必要なものの、それは体力が少ないとか知能が低いとか(失礼な話だ)、まあ仕方ないこととしての資質であり、こと魔法使用やら魔物召喚などの「努力してもどうにもならないもの」は不思議な物質に任せてしまおう、ということでした。

自分はこれにしっくりきて、当時の時代性を反映した「自分探し」という暗いテーマであったにも関わらず『VII』にはまりました。マテリアの組み合わせによっては「魔法を使ったのに使う前よりMPが増える」とか、「1回攻撃を受けたら8倍にしてやりかえす」とかいう、あこぎとも言える技能が使えるので、自分は必死に色とりどりのマテリアを探しこれを完遂、最終的には1ターンでラスボスを瀕死にするほど強くなったのです。もうマテリアジャンキーです。マテリアなければ怖くて剣を振れない。

ものすごい長い枕でしたがリストバンドの話。
初めは白だけかと思っていたバンドですが、白の大流行に後押しされたのか最近では様々な色のバンドがあるようです。やっぱり全て「購入金はチャリティに」というお題目のもので、ここではその真偽は問いませんけれど、ちょっと困ったなあどうも、と思いました。自分がマテリアを集めたようにこのバンドをコンプリートする人が現れるのではないかと。

白と黒と赤の組み合わせで「アフリカ難民に支援し、ブッシュの再選に反対し、子どもに煙草を吸わせない者である」という属性に。
紫と緑とピンクで「動物愛護者で、エコロジストで、エイズ撲滅に賛同する者」。
青と青と青で「カトリーナ被害といじめ撲滅と川崎市サッカー協会に援助する者である」。

一個だと効き目は弱いですが、複数つけるととても強硬な意思を持った人に見えます。反面、配色に気を配ったりしてファッションの観点から選ぶと、矛盾したオピニオンを表明してしまったりすることになりかねません。
組み合わせが大切です。「1回募金したら8回募金してしまった」とか、「300円で買ったのに3000円で売れた」とかいう特殊技能は行使しなくてもいいのです。ここは現実世界なのですから。その剣の一振りは、本当に真摯なものなのでしょうか。

地味にアップデートしました


Nucleus(JP)フォーラム

このサイトを開いてからというもの、ずっと「コメントを投稿すると変なエラーみたいな表示が出る」という不具合に悩まされており、どうにも気になるので、意を決して上記Nucleusの会に質問を書き込んでみようと思ったのです。
でもそれには及びませんでした。「コメント」でサイト内検索をしたところ、あっさりと方法がみつかり、ちょっとした修理で無事解決しました。ありがたや。これでコメントを普通に書き込んでいただけるようになりましたよ。

こういうユーザーのフォーラムは、どうも自分のようなぬるいユーザーには敷居が高いように思え、一応登録はしたもののただ読んでいるだけという状況です。的確に状況を描写できれば丁寧なレスがもらえるという流れは知っているものの、レスの内容を理解するにはちょっと勉強が必要みたいな。自らの意志でNucleusを選んだものの、先は長いようです。
とはいえ本腰入れてしまったらもう戻れないのでは…という危惧もあり。自分の本懐はいったいなんなのかと。

さて、次は「トップページの過去ログを編集できない」という不具合を解決しなければ…。

フェレロ極東特攻隊長のブログ(自称)


悲喜こもごもな画像からはじまる当雑記帳ですが、ヌテラヌテラと雑記に書きだしてから、自分が確認しただけで3人の映画人をヌテラ購入にまで至らせてしまったようです。先日はご自身のダイアリーにおいて信仰告白をされている監督を確認、これで4人、とほくそ笑むと同時に責任の重大さ(主に体脂肪率の増加)を感じている自分です。本邦における製品の普及につとめたということで、オランダのフェレロ社から何か出ないでしょうか。クリスマス限定3kg瓶とか。

さて、ここ最近自分の中で牛乳を温めて飲むのが流行っているのですけど、これは不眠に牛乳がいいと聞いたからで、妙に目が冴えて眠れない時に温めて飲んでみると非常にヘルシーな感じがする、という感じな感じで続いています。
もう十何年もなまの牛乳を飲むという習慣がなかったため、これは非常にいい傾向なのではないかと思うのですが、さすがに毎日同じ味だと飽きてきます。
砂糖を入れたり、ハチミツを入れてみようかなあ(そのためにハチミツ選ぼうかなあ)と思ったりしているのですが、そういえばヌテラのパッケージには「牛乳に溶かすといい」と書いてあったことを思い出し、早速試してみました。
某レシピサイトで堂々と「ホットチョコレート」として掲載されている作り方です。温めた牛乳にヌテラを適量溶かすだけ。

感想を書かせてもらいますと、なんというか、ヌテラのやろうが溶けないのです。
夏には液状化してあれだけ食欲を削いでくれたヌテラですが、いざ本気で溶かそうと思うと溶けない。昔のミロみたいにちょっと底に残るのです。
これは牛乳の温度が低すぎたせいなのでしょうか? あるいはヌテラの量が多すぎたのでしょうか? ともあれ、「ちょっと多いかな…」と思うくらいの量を混入しないと、うまく「ホットチョコレート」の味にならないようです。そして溶け残る。
いろいろと製法を試行錯誤してみようと思いますが、現時点ではカリカリのトーストあるいはバケットに塗るというのが一番美味しく食べられる方法かと。

結露ガラスの30代


新宿のFACEという会場(元・リキッドルーム)で、毛皮族の『ジュンリー!開放!』という舞台を観てきた。以前『新しい人』という拙作に出演してくれた元生徒の平野由紀さんが出演しているとのことでお知らせいただいたのだけど、これがユルユルかつ破天荒でかなり楽しめた。演劇ではなく客を入れたカラオケショー(踊り付き)だった。宝塚歌劇団とモーニング娘。と氣志團を足しっぱなしで割らないみたいな。あと大川興業も入っているかも知れない。
冒頭、上半身裸で乳首に星形のシールを貼ったジュンリーさんがジャネット・ジャクソンに合わせて登場しただけでもう元はとれた、と思った。
思ったのだけれど、毛皮族がいつもこんな歌謡ショーばかりしている劇団とは思えず、何かまとまりを欠いたような違和感があった。途中のMC(って言うのか?)によれば、年内に予定していた公演が中止になったとのことで、その代替的なステージだったのだろうか?
なんだちょっと残念、できればその本腰入れたやつを観たかったものの、やっぱなんだかんだいってからだが動くのは楽しいもので、堪能している自分もいて。
名曲だ!と思った「すりガラスの20代」のCD買っちまった。次回公演のチラシとして作ったというコンビニ袋に入れてもらいましたよ(100枚500円で販売してた)。
B000BR2R8Aすりガラスの20代
毛皮族
インディペンデントレーベル 2005-11-25

by G-Tools

あーー!Amazonで売ってるよ!!

ネットムービーがわからない。


選挙に行かないキミたちのために、5人の映画監督がメガホンを取った。It's your CHOICE!

その5人とは、河瀬直美、飯田譲二、林海象、金子修介、山田英治。現在は河瀬・飯田両監督の作品が公開中。けっこう尺長く、河瀬さんなんて10分程度×3話構成。
監督のチョイスの理由も観客ターゲットも微妙にわからない。

みなさん、ネットムービーって観ます??

Tagってハニー。


del.icio.usで「tagrolls」なる機能が追加されたらしいです。
自分のブックマークのタグをこのようにざっと表示して、サイトに貼り付けられるみたい。フォントの大きさとかソートの順番、色は自分で変えられます。すごいキレイなのでこういう状態でどっかに貼りたいんだけど、いかんせん大きすぎます…。
あと昨日からこの雑記のサイドバーにあるタグはNucleusのNP_TagEXというプラグインで実装してみました。まだ表示してるだけであんまし機能してないのですが(というか、機能させる方法がまだわからない)。

サイトの表示が遅い、あるいは表示されないという状況が続いています。すみません…。なんかデータベースの不調らしく。

驚愕自主映画シリーズ。


Star Wreck: In the Pirkinning

やじうまWatchで知りました。アメリカのAKIRAファンが情熱だけでつくった自主映画化作品を(ネットで)観たことがあって、けっこう感動したのですが、これはさらに上を行くフィンランドの作品。内容はタイトルから推して知るべし。1時間44分、製作7年の超大作。

ダウンロードして自由に観れる!540MBもあるけどな!
さすがに長いのでまだ全部は観れてないけど、パソコン画面上では普通の劇場映画と遜色ないクオリティ(だけど、そこかしこに自主感ただよう味のある作品)。特に音響とCGがすごい。
サイトではメイキングというか、制作しているスタジオ写真が掲載されているんだけど、普通の家に青い布とワークステーションが置かれているみたいな期待通りの写真。ちょっとちょっと、気合い入れれば日本でもできるんじゃない?
どっかで上映…とかはぶっちゃけ難しいと思うけど、制作費回収できることを日本の片隅から祈っています。

Macで視聴するにはVLC必要。以下のサイトを参考にさせてもらって日本語字幕付きを観ることができました。
VLC で日本語字幕・マック版

参考作品(これまたすごい)。
ウルトラQを作る
Arcadian Entertainment - AKIRA Fan Trailer
TheForce.Net - Fan Films - Short Films | Batman Dead End

欲しいものが壊れていいはずがない、という話

過去にゴツいヘッドホンが好きと書きました。それは事実。寒くなってきたことですし、耳ほかほか状態にて外で聴く用、に、いよいよゴツヘッドホンの出番。と、思うわけです。
確かにそれは事実なのですが、「イイと思うものは高い」という現実に直面しています。
いえ、高くてもいいのです。それに愛着がわき、長く使えるならば。
しかしどうよ。高い金出して買ったお気に入りのヘッドホンが、アウトドアな使用によって壊れた時のこと。ちょっと想像してみてくださいよ。雨に濡れてたっぷりと水を吸ったヘッドホン。強く引っ張りすぎてひしゃげたヘッドホン。落としてしまってハウジングがプラプラしてるヘッドホンを。やりきれませんよ。
そういうわけで、「本当に欲しいものは外で使用できない/納得せず買ったものは着けて歩きたくない」というジレンマが発生します。とりあえず壊しても惜しくない程度の価格帯で選択されたヘッドホンたちは、惜しくないぶん微妙にデザインがいけてない。音が不自然だ。コードが5mもある。など。
自分はどうも「壊しても凹まない程度の値段」で「ゴツく」て「デザインいかす」ブツに巡り会えず、インナーイヤーのイヤホンで我慢している現在です。装着感にいまだ慣れず、長く着けていたり着けたまま歩くと耳穴が痛くなります。
最近はちょっと妥協して、ゴツくなくともいい、というとこまで来ているのですが、そうなるとちょっと選択の幅が広がりました。海外産のブツです。

画像はAKGのK24PおよびK26P。左のK24PはauのCMで妻夫木くんが使ってたやつですね。大きくなく小さくもなく、デザインもすっきりとしているしこれはイイ!と思ったものの、バンド部分が薄い金属で、強く引っ張るとひしゃげそうで怖いです。髪の毛を巻き込みそうだし首掛け時に痛そう。折畳み状態から装着する時、ちょっと手間取るのもネック。

これはSennheiserのPX200。どっかのヘッドホン掲示板で高評価だったことを記憶してます。白いやつもあって、銀座のアップルストアでも扱ってました。デザインいかすし音もいい。装着感も装着した時の見た目もグー。若干ですが頑丈です。画像のように尻ポッケに入れ座ったりしたら一発で壊れそうですけど。
が!AKGのがどちらも「まあ、壊れたら諦めるか…」と思えるくらいの価格なのに対し、Sennheiserは「オレのヘッドホンに触るな!」というくらいの値段です。わかりにくいですか。その差は3000円くらいなんですが、3000円はでかい!妥協ヘッドホンが1〜2個買えちゃうのですから!

有楽町の某カメラで小一時間吟味した揚げ句、結局何も買わずに帰宅しました。ヘッドホン探しの旅は続きます。

しつこくワンダと巨像の話。


自分のきょうだいと付き合っている人が当サイトを見て『ワンダと巨像』を買ったらしいという噂を聞いたので、ごくパーソナルな動機でもってアップしてしまいますけれど、昨日クリアしました。別に報告するまでのこともないのですが、なんとなく言いたかったので。達成感がすごいあったので。
自分は2年に3本くらいしかゲームを購入しないぬるゲーマーなのであまり大言壮語はできないのですが、大傑作だと思いました。いい買い物をしたと思いました。DVD2枚買ったつもり、にならなくても満足です。

巨像の居場所が全部聖地っぽくて、そこの守護者(ガーディアン)に見えるものを倒していくという「タブーを冒しているんじゃないか感」と、増えてゆく光の柱、徐々に見た目がヤバそうになっていく主人公キャラでおぼろげながらストーリーが語られていました。ムービーやら説明やら使わずにビジュアルと音だけで。
徹底的に説明するのではなく、プレイヤーに深読みをさせる(感じ取らせる)という問わず語りな物語進行は『ICO』の方法論を踏襲しているし、見事な「視点の逆転」でもって人の業のごときものを浮かび上がらせるエンディングも秀逸。
ラストのムービーは決して蛇足にはならず、良質なファンタジー映画のようですごい泣かせるものでした。詳しくは書けませんが、勧善懲悪バンザーイな躁状態の夢がモリモリ終幕ではなく、非常に自分好みのラスト。
いろんな映画や幻想文学、RPGのお約束的設定を言外に引用して新しい物語を構築する手腕がすごいと思いましたし共感もします。これをアニメにしたら興ざめだし、ましてや実写映画など…。まさにゲームでしか到達しえない表現でした。ほんとリスペクト。

ちなみに巨像の名前が不明で、各所で随意に名前をつけて呼んでいるみたいですが、先日ご紹介した英語サイトよりダウンロードした壁紙のファイルネームによれば、1体目が「minotaur」、2体目が「mammoth」、3体目が「knight」でした。あと馬の名前「アグロ」は、アルタクス+黒王でア黒なんじゃないかと勝手に想像。