Skip to main content.

Archives

This is the archive for January 2006

よく蒸れてる

どこかで確かに観たのですが、いったいどこで観たのか全く思い出せない映画のシーンがあります。
しかも重要なシーンではない(たぶん)。
ところがその映像はいつまでたっても記憶の底に残り続け、ふとしたはずみに必ず浮上するのです。

キッチン。
いままさに女性がコーヒードリッパーに湯を注いだところ。
オカマっぽい喋りかたの男性が、コーヒーの匂いを嗅ぎ、
「んー、よく蒸れてる」

…その男の喋り、わざとらしい甲高い声、ややオーバーアクトな仕草が頭から離れず、「よく蒸れてる」は字幕の文字であってセリフはフランス語だったにも関わらず、実際ドリッパーでコーヒーをいれる時には必ず脳内で映像がリピートされるのです。しかもよく憶えていないもんだからぼんやりと紗がかかったイメージで。
その映画のおかげで「コーヒーの粉はまず蒸らすものだ」ということがわかってよかったのですが、弊害が多すぎます。自分は一生、コーヒーをいれるたびにこの甲高い声の男に感想を言われるわけです(脳内で)。元ネタさえわかればその映画を再見し、記憶とすり合わせることによってこの映像を消せるかも知れません。意外と特徴的なシーンなのでどなたかご存じかもと思って書いてみた次第です。

もう一件はかなり強烈です。

暗い台所。
大根のようなものを切っている主婦。
背後で様子を窺っていた姑(白髪をひっつめにした老女)が乱入し、言い合いのすえ、揉み合いになる。
主婦は誤って、持っていた出刃包丁を落とす。
足の甲に突き刺さる包丁。
主婦、叫ぶでもなく、硬直したまま苦痛に喘ぐ。
「あっ……あっ……」
それを愕然と見ている姑。
<次のシーン>

……これは映画じゃなかったかも知れません。もしかしたらテレビドラマかも知れませんが日本の話だったのは確かで、主婦役は竹下景子さんか宮崎美子さんか、いずれかだという記憶が。そして姑は初井言榮さんだったと思うんですが、自信がありません。
けっこう大変な事態に陥っているにも関わらず、さくっと次にシーンに行く映像のキレ。しかも次のシーンなど全く憶えていない。
このイメージは台所で大根やキュウリなど長くて太いものを切るたびに浮かぶもので、すでにお気付きの方もいらっしゃると思いますが、前のやつも共に台所関係のイメージ。
つまり自分は台所に関する映像記憶に苛まれているわけです。

けっこう辛いです。元ネタにお気付きの方は是非ご連絡ください。

鼻毛処理機について


Amazon.co.jp: 2005年鼻毛カッタートップ10

Amazonを漂ってて見つけたのですが、鼻毛業界がこんなに熱いとは知りませんでした。家電屋にはよく行くのですが、こういう商品を置いているのを知らないのです。おそらく目に入っていなかったのでしょう。
だからといって、自分が鼻毛の処理に全く興味がないか、と言ったらこれはウソになるわけです。むしろ興味ありまくり。外出する時にヒゲは剃らずとも鼻毛は必ずチェックしますし、爪切りは「まあ明日でもいいか」と思うのですが、鼻毛は「いままさに処理しなければ」と思うのです。夜中に爪を切ると親の死に目に会えない、というジンクスがありますが、鼻毛に関してのジンクスはないというのがこれを象徴してます。鼻毛は、いつ何時でも処理しなければならない。ランチの時でも往来でも、鼻毛これが出ていると察知したら、即座にカットしなければまともな社会生活は営めないというわけです。

人生の中で何回か、このたぐいの鼻毛処理機に興味がわいたときがあるのですが、いつも躊躇し、購入を先送りにしてきました。いえ、むしろ買いたくない、とさえ思います。

なぜなら自分の敬愛する映画職人、ポール・バーホーベン氏が、鼻に器具を突っ込むことの危惧を、スクリーン、あるいはテレビの映画番組などを通して、嫌というほど深層心理に訴えかけてくれたからです。

以下の写真は、真剣に鼻毛処理機を購入する気がある方、バーホーベンのユーモアが大嫌いな方、カリフォルニア州知事を支持する方は見ないほうがいいと思いますのでRead Moreにいたします。ご静聴ありがとうございました。長いわりには小ネタですいません。

魔法の絵筆。


I/O Brush: The World as the Palette [動画]

すごいもん見つけた!何でも絵の具にして描ける魔法の絵筆。
まずは動画を見て欲しい!筆の先にビデオカメラとタッチセンサーが付いてて、触れたものをキャプチャ。そのまま専用のキャンバスに塗り付けると、触れたものそのまんまが絵の具として筆跡になる。ビデオっていうのがミソで、動画までも絵の具にできる!
このリンク先のサイトのドメイン、「mit」てあのMITかな?マサチューセッツ工科大学?理系アートってやっぱ面白いです!

ニコンがフィルムカメラから撤退!?

老舗ラーメン屋がある夏を境に突然冷やし中華専門店になったような衝撃。
BCNランキング :: サービス :: ニコン、F6とFM10を残しフィルムカメラから事実上の撤退、デジカメに注力

フィルムカメラ本体、マニュアルフォーカス交換レンズ、アクセサリー類の一部製品を除き生産を中止し、在庫がなくなり次第販売を終了する。フィルムカメラの需要が縮小する一方、拡大するデジタルカメラ市場で「市場の見通しに沿った経営判断」(ニコン広報部)として、デジタルカメラ事業に経営資源を集中する。

ついに写真の世界でも…。しかも天下のニコンがですよ。
自分が10代のころ、初めて自分で買った一眼レフカメラはミノルタの自動式のやつだったのですが、ふと思い立ってそれを売り、マニュアルの、ニコンのFM2を買いました。一緒に、中古カメラ屋で50mmの標準レンズも買って。もちろん今でも現役で使えます。地元で浪人してたころはこれにモノクロフィルムを詰めて、バチバチ撮りまくってました。自家現像するという発想がなかったせいで、プリント代はかさんだけれども、被写界深度だのシャッタースピードだの構図だのという感覚はこのころに培われたものです。
B000C0W9Y8Nikon MF一眼レフ New FM2 ブラック Body
ニコン

by G-Tools

コレですね。頑丈でいかにもカメラなデザインで大好きなんだけど、シャッター音が死ぬほどでかくて(いい音ではあるんだけど)、撮った瞬間に気付かれるんですよね…。いや盗撮とかそういうアレではないんですが。いまは肖像権だの個人情報だのうるさくて、おちおち街角スナップも撮れないと聞いていますが、写真学生の人とかどうやってるんだろう。

なんか思い出話のようになってしまいましたが、自分はビデオ(デジタル)万歳、フィルムなんてイラネとか、あるいはフィルム至上主義というわけでもなく、どちらもうまく使い分けたいというか、共存して使えたらいいのにと思う中立派です。
なんかデジタルがフィルムを駆逐するみたいな構図になっててやなかんじ。

先日帰省した時に、祖父が使ってたハーフサイズのカメラを貰ってきたんですが、これ、もうDPEに出しても現像できないんですかね。

無理矢理Podcastingする。

世の中には太っ腹のひとがいるもので、自作のmp3音源なんかをサイトに置いて自由に持ち出し可という場所がある。あるいは電波ではなく、ワイアードなラジオ。彼らの定めた聴取法を遵守し、個人で楽しむためにダウンロードするわけなんですが、どうもめんどくさい。いちいちiTunesに入れてiPod繋がなきゃなんない。
なんなら半自動でもいい。時々自動でもいいからiPodで聴きたいのよ、と思う人は自分だけではないと思うので、自分がよく使っている無理矢理Podcastingにする方法をご紹介します。
なおこの方法はちょっとハードルがあって、del.icio.usのアカウントを必要とします(誰でも取れます)。あと生MP3のファイルを公開してないところでは使えません(/hoge.mp3、なんてリンクが表に出ているということ)。まあmp3ファイルへのパスがわかればいいんですが、それを掘り起こしてまではやんないほうが吉かと。

■まず、mp3ファイルをdel.icio.usでブックマークします。そうするとタグなんかを編集する画面が出ると思うんですが。
■そしたらタグのところに、「system:filetype:mp3」という文字列を打ちます。他のタグも打っても構いません。こうすることによって、ブックマーク一覧で音声ファイルを再生できるという便利さを享受できるんですが、もう一手間。
■そしたら「http://del.icio.us/ユーザー名/system:filetype:mp3」に移動します。自分がブックマークしたmp3がリストアップされてるはずです。
■画面一番下のRSSアイコンをiTunesのPodcasting画面にドラッグ&ドロップ。



これで「system:filetype:mp3」というタグのブックマークが増えるたびに、iTunesに自動的にダウンロードされてiPodで聴きまくれます。

掘り出し物のmp3なんかをローカルに半自動でダウンロードできるのはいいんですけど、Podcastingの設定を「最新の2エピソードまで保存」とかにしとくと、古いのはどんどん消えていってしまうので注意が必要ですよ。

del.icio.usでは他にもsystem:filetype:videoを使って動画ファイルを同様にブックマーク、DTVなんかでVideocastingという方法も使えるわけで、便利な世の中になったものの、全部見ようと思うと時間がいくらあっても足りない。
あとRSSリーダー使われると、サイトにアクセスせずに読み逃げ聴き逃げができるわけで、これをよしとするかしないかが問われるとこだと思います。そんなわけであえてPodcastingにしないラジオもいいんじゃないかと思うよ>イーゴン、お前もか。

営業開始します。


久しぶりにメールソフトを立ち上げたら数十通のメールが! おれも人気者だなあ、と思ったものですが、うち返信が必要な、人間から送られてきたメールは3通だけでした。あけましておめでとうございます。現実逃避より帰還しました。
特筆すべきことはなにもなかった年末年始でしたが、あえて書けば徹底的にダラダラすることをおぼえた正月でした。ちびちび飲みながら食べ始めて気が付いたら夕方、とか。それなりに退屈ならば時間経過の感覚は遅いもので、ともすればこれは集中して楽しんでいたのかも知れません。集中してダラけるという技術を会得した2006年初春。みなさんはいかがお過ごしでしたでしょうか。
だらけすぎたのと気候が悪かったせいで、今年初劇場はまだ行っていませんが、前エントリの公約どおり(というのは過言)、台本のアイディアをメモしました。帰りの新幹線で筋を考えたところ、とっても暗い話になりそうです。いつもどおりです。
今年もどうぞよろしく。画像は今年初写真です。