『屋根の上の赤い女』9月15日公開。
VIPOという団体のNDJC2006、という企画で『けものがにげる』を撮ったわけですが、けものと同時期に、同企画で、かなり似たスタッフ編成で制作された岡太地監督作品『屋根の上の赤い女』が、9月15日より池袋シネマ・ロサにて劇場公開されます。
製作チームが同じだったこともあり、仕上げなどはけものと同時進行だったのですが、完成するまで内容を知りたくなくて耳を塞いでおりました。恋と暴動の話としか知らなくて『ウエストサイドストーリー』みたいなんかな、と勝手に思っており、初号試写で初めて観たところ、全然ジェット団じゃありませんでした。Tonightじゃありませんでした。無理矢理喩えればロミオとジュリエットなのかもですが、悲恋でもないし外国人でもない。決して関東ではなく関西の話なのは確かですけれど。
『トロイの欲情』を観ていたこともあり、お酒の席などで「岡くんって変態だよね」と言うと、彼は心底不満げな顔をするのですが、もちろん「変態」というのは褒め言葉なので、もっと堂々としてもらいたいです。あんなにドキドキする距離感を発想できる人が「距離フェチ」という名の変態でないわけがなく、距離に関しては一家言あるものの、フィジカルなそれを描くまでには至っていない自分は軽く嫉妬をおぼえるのです。ボーイミーツガールは死んだと思っている自分ですが、岡くんのやりかたを見ると、まだもう少しいけるのではないか?とすら思ってしまうのです。
何かの打ち上げの席で、岡監督、主演の山中崇さんと神農幸さん、高城ツヨシさんがいる前で「いやああのシーンはエロかったですね、ふしだらで。ははは」などとぶっちゃけてしまったのは、自分の人見知りがなせるわざであり、直後に反省しました。この場を借りてお詫びいたします。
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