13 August 2004

みるくにて

「真夜中の映画屋台 vol.3 "ザ・初期衝動" in 呑都 at 恵比寿みるく」に参加。本日未明まで。もう平日からお祭り状態のみるく内特設スペースにてゆるーく開催。何度行ってもクラブに慣れない自分はフロアに出ずずっと特設スペース内でだらだら語ってました。友人も何人か来てくれたし。なので自分の態度が「素っ気ない」と感じられた方、これは単純にクラブが苦手なためですので。あと人見知りね。だめじゃないか。
畳でいうと8畳くらいの空間に体育座りになって観るのだが、身内と思われる人々の他にも普通のクラブのお客さんが意外にも観にきていて、初回上映は見た目満員。定員がないので満員ていうのも変だけど。
自分の『OPAAI』は音楽が入ってなくつぶやき系の台詞だけなので、外の空間でガンガン音楽が鳴っているみるくでは、正直辛かった(場違い感はなかったので安心したけど)。イベント向けと割り切って音楽とかSEを派手めにした別バージョンをつくったほうが良かったのかも知れない。ていうかつくるべきだと思った。有馬くん+市川くんの『PFF2003 オープニング』はありえないテンションと笑いに満ちていてこの場に相応しいと思ったし、同じ意味で柴田鉄平監督『ピリカ』も場の空気を掴んでいたと思う。キュレーション(って言葉が相応しいかわからないが)をした馬車馬企画の人の眼を信じるしかないが、「作品を鑑賞するための場」ではないことは明らかなので、「場の空気を醸し出すための作品」の用意が必要。
もっとも、いわゆる仲間うちの上映会とは全く集まる人種が違うのも明らかで、そのような観客との交流とかそっちのほうが「真夜中の映画屋台」の目的だと思われ。外向きで健康的だ。

26時の上映にはウチのスタッフであるtakakoさんも来てくれ(仕事終わりで!)、自分と同居人は上映終わりで暇乞い。恵比寿の街はまだがやがやしていたがみるくの後なので静かに思えた。なぜかゴミ捨て場に黒いベースギターが裸で捨てられている。不可解な夢の続きのようだ。なんとなく中目黒まで歩いてタクシー。運ちゃんがラジオのサッカー中継に夢中で道を間違える。あわてて運賃をまけてくれたのだった。

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