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29 September 2004

「レコ発」って略称Da・Yo・Ne?


下北沢CLUB251、映画『BULLET BALLET』のロケに使われた(入り口だけ)、などと説明しなくても有名な場所だが(ていうか余計分かりにくくしているが)、ここにおいて行われたSCARLETのレコ発ライヴに行ってきた。「レコード発売記念ライヴ」の略称だろうか。それとも「レコメンド発露」とかだろうか。何をくだらないことを言っているのか自分。入り口付近で所在なげにしていたらPV撮影の時のスタイリストさんに声をかけられ、一瞬顔がわからずきょとんとしてしまい失礼をしたが、それは暗かったせいとメガネのせいじゃないですか。若人ばかりのライヴハウスでてんぱってなどいませんよ。若人がみなニコニコしてスカレさんたちの演奏を聴いていたので自分は壁際のイントレのような場所に座って目を細めながら揺れていただけですよ。g&vo橋本さんは「あえて」赤いTシャツに着替えてアンコールをした。最後の曲は初めて聴いたけど自分は好きだった。なんか色んな意味のないことを書いてるけど自分が言いたいのは「とっても良かった。」ということです。「。」をあえてつけてみました。

28 September 2004

あの日記の話

『過去からの日記』について書いた9/21の記事について方々から検索され、言及され、特にあるサイトの掲示板(2chじゃないです)では自分の名前すら出ていたようなのでちょっと補足します。

自分に日本語能力が欠けているのは自覚していますが、それでもよく読んでもらえればわかるように、件の「感想」は決してあのドラマをけなしているわけではないですよ。ちゃんと「掴まれた」って書いたと思います。こうグっと。
また自分はココの最後の方にあるように、公衆の面前で「ファンタジー映画を撮りたい」と発言しており、ファンタジーを低く見ているどころかファンタジー大好きっ子であります。
ただ、自分なりの解釈でもってそれを描こうとしているため、性質として、「現実的にありえない仕掛け」に対してはシビアに見る癖があります。そんな簡単には騙されません。

もし、過去と未来とかつながっている日記が途方もない寓話だとしたら、村松監督とやらの「映像作品」はいったいどんな意味を持つのでしょうか。
[当該掲示板より引用]

「途方もない寓話」を一時的にでも観客に信じ込ませるのが自分のような者の仕事であり、自分は現実と寓話をいかに拮抗させるか試みようとしているのです。なのであのドラマのような手法では「ちょっと物足りない」という意味のことを書いたのです。
もちろんこれは自分の個人的感想にすぎません。誰に対してのメッセージでもないです。
自分は件のドラマに一時的にでもこころを掴まれたことは確かであり、それは否定してないですよ。ただあらゆる「可能世界」を疑ってかからないことには自分の目標とする「映像作品」は成立しないだろうと思うのです。

21 September 2004

ヨニキミョ

表題は無理矢理略してみましたが「世にも奇妙な物語 秋の特別編」を何となく観ていたのだけど、もうおなかいっぱいですそういうのは、というエピソード群の中で唯一『過去からの日記』というもので掴まれた。西島秀俊さんと蒼井優さんによる。このドラマを観ていてなおかつ不肖わたくしの作品をご存じな方は「あー、はいはい。あはは」と思うかも知れない。べつにいいです。オレだってわかってますから。
そんな自分が恥ずかしいのであえて苦言を呈させてもらえば、「日記帳が理由もなく過去と繋がっているというのはファンタジーに過ぎないか」ということがあり申す。しかもほぼリアルタイムに書き文字が更新されていく。この描写だけでガン冷め。書き文字の合成手法もやっつけだし、あれでは「過去とチャットで繋がってしまった」ということと一緒で、交換日記である意味がない。現在と過去を繋ぐ「何か」がせめてブラックボックスに隠されているべきだと思った。何かワンクッション欲しいのだ。あまりに直結すぎて、言外に想像を禁じているのかと思ってしまう。投げっぱなし。それを描くには尺が足りない?いやいや、方法はあるはず。
西島さんの演技力の高さはもう不肖自分が語るまでもないことですけど、今回思ったのは「虚ろな眼で見る」演技が本当に虚ろでありあんな眼で見られたら真剣にキモいと感じるだろういうこと。それに対して「目的を発見した」というシーンの意志のある眼とのコントラスト。ああ。
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21 September 2004

ヴイジェー

谷岡ヤスジのメッタメタガキ道講座〈アサに近いナイトメアBOX〉
ビデオメーカー 2004-02-27

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予告通り川崎市市民ミュージアムにて宇川直宏さんのVJとDJ TASAKAさんのDJによるライヴ・パフォーマンス「ヤスジ・鳥ビューッと!!!」を観てきた。300人入る映像ホールの半分強ほどが埋まっていた。以前、具流八郎トークショーを見に来た時は満員だったものだが、もっとも、客層はいつもと全然違うそれっぽい若人だらけ。ぽつぽつと真性ヤスジファンらしき年配の方々。そう、VJ付きのパフォーマンスだというのに座って鑑賞するイベントであった。
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19 September 2004

165回目のバ〜カ☆



川崎市市民ミュージアムにて「谷岡ヤスジの世界展 -- 天才キャラクターだもんね!」を観てきた。
「手塚治虫作」ということを誰もが一度は疑うだろうキメラ土偶(光る&鳴る)の背後に漫画ブースはある。常設展示されている、というかもはや設備の一つである「まんがの歴史をパネルの出し入れによって解説する機械」に子どもたちが大はしゃぎしている以外の客は自分一人。この機械、「一度パネルを出したら5秒間は次のパネルを出さないで下さい」と注意書きがしてあるため、子どもらはボタンを押した次の瞬間から「いーち、にーい」と声に出して数える。パネルは全部で30〜40枚はあろうか。その声が鑑賞のBGMであった。よく教育された子どもたちである。ちなみに隣の企画展示室では「本居宣長展」を開催中だった。件の金印の本物があるそうだ。

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15 September 2004

アメリカ(仮)の犬神家の人々

ドッグヴィルの告白
ニコール・キッドマン
ジェネオン エンタテインメント 2004-07-23


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ドッグヴィル』が興味深かったので劇場で観たかったんだけど気付いたら終わってたのでDVDで追っかけ。尺52分。オンエア前提だったものだろうか?
以下、内容に触れているので気になる人は観てからどうぞ。


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14 September 2004

雑草通信

のだめカンタービレ #10 (10)
二ノ宮 知子
講談社 2004-09-13


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今発売日に買うまんがといったらこれと『HUNTER×HUNTER』、『DEATH NOTE』、あとめったに出ないけど『陰陽師』。『BECK』も好きだったのだがマラソン連載状態なのか弛んでいる印象があって読むのをやめた。『のだめカンタービレ』も主人公の留学が決まる付近で急に弛みはじめたのだが、この巻で勢いが復活したように思える。面白い。やはりジャンプ黄金期に育った自分は「才能対決」というプロットに弱い。天才同士が凡人の手の届かぬところでハイレベルな闘いをくりひろげるという情景はどうしてこんなに感動的なのか。実に妙なツボを開発されたものだ。自分は「天から与えられたもの」の「天」の方に興味がある。それはいったい何だ。

10 September 2004

最近触れたもの

Home
ポプラト 2002-11-07

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放浪息子 (1)
志村 貴子
エンターブレイン 2003-07


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宙舞(そらん) 1 (1)
小林 信也 秋重 学
小学館 1999-04


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トルネコの大冒険2アドバンス 不思議のダンジョン(ドラゴンクエストキャラクターズ)
エニックス 2001-12-20

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神の左手悪魔の右手 1 (1)
楳図 かずお
小学館 1987-05


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特にPolarisヘビロテ中。ハア ハア!!

06 September 2004

ジェットパフ



先日ゲットしたKRAFTのJET-PUFFED marshmallow cremeなのだけど、開けてみたところそのまんま「固まってないマシュマロ」だった。コーヒーとかココアとか熱い飲み物に浮かべたり菓子作りに使えばいいようだ。スプーンで掬えるけどもちろんパンに塗って食うものではない。でもスプーンで掬ってそのまま食えるかもしれない。これは下手するとやりかねないので自重したい。
マシュマロなんて中途半端な菓子はもちろんわざわざ買って食うものではなかった。子ども時代のある時期まではね。『ゴーストバスターズ』→『インディ・ジョーンズ』で興味を持ち食うようになった。ボーイスカウトに憧れることは一切なかったけどキャンプファイヤーで焙って食ってみたいという欲望。まあそれを手軽に自宅で。なまでもいけるが状況が許せば竹串に突き刺して焙ってから食べる。いろんな銘柄を試したが明治屋のやつがオレ内のベスト。
ところで『ゴーストバスターズ』の終盤、溶けたマシュマロマンの構成物が降り注ぐシーンがあって、うまそう&楽しそうだと思ったものだが、後年あれはシェービングクリームだったと知って激しくユメを壊された。そうやって大人になってゆくもんだと思った。うん。
全国のマシュマラーの方々、おすすめの銘柄とかあれば教えていただきたい。

02 September 2004

大ファンなんですよ。本当に。

リトル・フォレスト 1 (1)
五十嵐 大介
講談社 2004-08-23


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自分の友人にNDKというひとがいて、諸星大二郎マニアで伝奇モノに目がない慧眼のまんが読みなのですけど、このひとに五十嵐大介というまんが家の存在を紹介したところ『魔女』がイイ!と言っていた。
そのことについては自分も異存はまったくないのだけど、自分的には『はなしっぱなし』におけるイメージの珠玉の飛躍、およびそれがこともなげに一話一話、タイトルどおり「はなしっぱなし」で放り投げられてゆくとこにすさまじい才能を既に感じていたので、NDKの好みに違和感を抱いたりそうかと思えば突然納得したりあげくのはてに「気付くの遅っ!」と思った。いや遅くないんだけど。自分が紹介したんだから。なにを混乱していたのか自分。それほど五十嵐大介に入れこんでいるという意味の記述なんですけれど。
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